水泳初心者が3ヶ月で海で1.5km泳げるようになるのに必要なこと
今週のお題「海」
「これ、泳げるよになるのかよ・・・」
水泳を始めたばかりの頃、よく思ってました。泳げるのは25メートルがやっと。プールサイドでゼーハゼーハー息を切らしながら他の人の泳ぎを眺め、「自分にはムリなんじゃ・・・」とも思いました。
僕は運動神経が良い方ではなく、小中学校の水泳の授業ではいつも肩身の狭い思いをしていました。ちなみに他のスポーツもからっきしです。
そんな僕でも水泳を始めて3ヶ月後にはトライアスロンの大会に出て、海で1.5km泳ぎ切ることができました。今は2km以上泳ぎ続けることができます。
単に泳ぐだけなら、実はそれほど難しくはないんですよね。速く泳ぐのは難しいですが。
この記事では、実際に僕が海で1.5km泳げるようになるまでにやったことをご紹介したいと思います。
まず最初にやるべきこと
きちんと水泳のレッスンを受けることです。本や動画で勉強しても、実際に動くとなると別の話。全く思うように行きません。自分の泳ぎ方に自信を持てず、練習方法もあれこれ手を出して散漫になります。おまけに成果も上がりませんので、ただただ辛いだけです。
水泳のレッスンを受ければ正しいフォームと練習方法をきちんと教えてくれます。あとは自分でそれを繰り返すだけ。確信を持って頑張り続けることができます。
どのくらいの練習が必要か?
僕の場合は週に3回以上、1〜2時間は練習してました。忙しい社会人としては過剰かもしれません。でも、「早く泳げるようになりたい!」という思いが強く、練習しないと落ち着かない日々が続きました。実際、短期間で泳げるようになるためには、そのくらいの練習量は必要だと思います。
「長距離泳げるようになりたい」という目標を明確に持つこと
水泳のレッスンを受けていても、こちらが質問しないと「長距離泳ぐ方法」については教えてくれません。4大泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)を順番にレッスンするだけです。普段のレッスンも「長距離泳ぐためにはどうすれば良いんだろう・・」という目標を持って受けることで、「これは使えるかも」と思うことがあります。
僕は目立つのが嫌いなので、ほとんどコーチに質問はしませんでした。でもある日、「ツービート泳法」についてのレッスンがあり、「これだ!」と思ったわけです。
ツービート泳法はクロールの泳ぎ方の1つで、簡単に言うと、手を1回掻くごとに足を1回蹴る泳ぎ方です。スタミナの消耗が少ないのが特徴。クロールで一番疲れる動きはバタ足ですから、この回数を抑えることで、スタミナの消耗も抑えることができます。
平泳ぎでも背泳ぎでも、「長距離泳げるようになりたい」という視点で見たときに、「これだ!」と思うエッセンスはあります。要は見方によって得られるものが変わってくるということです。
海とプールは違う
当然ですが、海とプールは違います。一番の違いは底がないということ。初心者にとってはこれはかなり怖い事実です。体験してみないとわかりません。
僕はぶっつけ本番で海で1.5km泳ぎましたが、プールと海があれほど違うとは思いませんでした。「プールで十分練習したし、大丈夫だろう」というのは蜂蜜のように甘い考え。下手をすると命の危険さえあります。
それまで泳いだことの無い環境は、結果として平常心を奪い、急激な心拍数の上昇を招くことがあります。「好きな人と目が合った」とか、そういうレベルの心拍数ではありません。「死ぬかも」と思うくらい病的な心拍数の上昇です。
いきなり大会に出たり遠くに行こうとしたりせずに、近くで軽く泳いで海に慣れることが、めちゃくちゃ重要です。
まとめ
まずは正しい泳ぎ方を覚えることが先決。正しいかどうかもわからない自己流の泳ぎ方では、なかなか成果が上がりません。自己流でも長距離泳げるようにはなると思いますが、どうせなら効率よく目標をクリアしたいですよね。
また、努力を継続するためには、その努力が正しい方向を向いているのか、確信を持つことが大切です。
水泳のレッスンを受けると日々の練習に確信が持てますし、上達も早く、楽しく続けることができますよ。