本業に軸足を置いてはいけない【一億総貧困時代到来】
あなたは本業で十分な収入を得ることができていますか?
副業元年と言われた平成18年。そもそもなぜ副業をする必要があるのでしょうか?
それはまぎれもなく、本業では十分な収入を得ることができないからです。
少し前に「月収30万円は少ない」みたいな広告が叩かれていましたよね。これは月収30万円以下の方がかなり多いということを意味しています。
もちろん、一部大企業や外資系企業に務めている方は、それだけで十分豊かな生活を送ることができているでしょう。でも、将来的にはどうでしょうか?
経団連会長やトヨタ社長の「終身雇用制度は維持できない」という趣旨の発言にもあるとおり、将来的にはかなり不透明になってきています。
こんな時代に本業に軸足を置いて働き続けるのは非常に危険です。いつリストラされるかわかりませんからね。会社をあてにしてはいけません。
取り得る道は以下の3つ。
- それでも本業に軸足を置いて働き続ける
- 自分の事業を始める
- スキルアップに励む
では、それぞれについて解説して行きます。
それでも本業に軸足を置いて働き続ける
これもアリでしょう。ただし、将来のビジョンもなく、行き当たりばったりというのはNGです。頑張っていれば報われるというのは都市伝説。頑張る場所を間違えると、後に何も残りません。将来その業界を去るつもりがあるのなら、なおさらです。
でも、「この仕事のこのノウハウを自分のものにしたい」とか、「この会社が売上を伸ばしている秘訣を知りたい」とか、明確な目的があるのなら話は別です。
社員研修が充実している会社なら、本来なら何万円も払わないと受けられないような企業研修を会社経費で受けられます。これはこれで自己投資として大きな魅力です。
自分の事業を始める
はい。巷でよく言われているコレ。イケハヤさんなんかは口癖のように言ってますね。でも、会社に頼らない生き方を考えると、結局ここに行き着くんですよね。仕事は自分の力でやるのが一番です。
これは会社の売上を伸ばしたときに痛烈に感じます。何百万何千万と会社の売上を伸ばしても、会社から貰えるお金は微々たるものです。金額だけを比較してみるとアホらしくてやってられません。
実際は会社の看板を使って商売をした結果で、マーケティングも会社の専門部署が頑張ってたりしますので、純粋に自分だけの力で稼いだお金ではありません。でも、それでも釈然としないものが残ります。
スキルアップに励む
すぐにお金が必要でない場合には、スキルアップに軸足を置いて頑張るのがおすすめです。スキルはどこに行っても自分の財産として残り続けます。
逆に本業で成果を出しても、業務スキルを身に付けても、基本的にそれは社内でしか通用しません。上司や同僚に認められたいという承認欲求は時間の浪費を招きます。
しかし、同じ業界で働き続けるのなら財産になり得ます。
ポイントは、それが人にわかりやすく伝えられて、認めてもらえるスキルであるかどうかです。
まとめ
本業に軸足を置いていても、あまり良いことがありません。定時で上がって自分のための時間をできるだけ多く取るのがベスト。だからと言って遊んでいて良いわけではなく、努力を続けなければ、将来苦しくなるのは目に見えています。
普通に頑張って普通に認められて、普通に収入を得られる。そんな社会ではなくなりました。
このことに多くの方が気付き始めています。最近急に活発になってきた、最低賃金引き上げの動きもその一端でしょう。
しかしこれも焼け石に水。ZOZOがやったように、時給1300円になれば世の中変わるのでしょうが、そんなことをすれば多くの会社が潰れてしまいます。
結局のところ、自分で何とかするしかありません。