アルバイトに過剰な責任感は不要【学生は要注意!搾取されるな】
アルバイトといっても仕事は仕事。責任感は必要です。
しかし、過剰な責任感を持つことはありません。アルバイトにはアルバイトの、社員には社員の責任があります。当然、アルバイトの責任は軽く、誰にでも務まる仕事です。代わりはいくらでもいます。
疑問に思うのは、責任を感じるあまり、学業を犠牲にしている学生が少なからず見受けられることです。彼ら彼女らは一体ナニを守っているのでしょう?
例えば学校のテストが近く勉強頑張らなければいけない時に、バイト先が人手不足で困っているということはよくあること。こんな時、あなたならどうしますか?
正しい選択は学校のテスト勉強を頑張ることだとわかっていても、ついついバイト先にいい顔をして、学業を犠牲にしてでもバイトをしてしまうということはありませんか?
その時は満足を得られるかもしれませんが、時間が経ってみると、選択の誤りに気付くものです。
将来、自分の財産になるもの
将来を考えた時に、自分の財産になる方を選択するのは当然のことですが、目の前のことばかり考えていると、得てして選択を誤ります。バイトと学業では、学業を取るべきだということは自明です。
しかし、人間関係を通して直接働きかけてくるのはバイトの方です。例えばお店から電話がかかってきて、
「今どうしても人手不足で、今度の日曜日シフトに入ってもらいたいんだけど」
なんて言われると、ついつい協力したくなるのが人情だと思います。
それに対して学業の方は
「自分が頑張ればなんとかなるかもしれない」
という淡い期待感が出てきます。
時間に余裕があるのなら、別にバイト先に協力しても問題ないでしょうが、時間がなくてどちらかを選択しなければならないときは、問答無用で学業を優先すべきです。
欲張って両方を取ろうとすると、結果として学業を犠牲にしてしまうことになるでしょう。
将来自分の財産になるのは学業の方。バイト先の人間関係がどんなに良かったとしても、それが将来自分の財産になるようなことは ありません。将来の就職先がそのままバイト先になるのであれば話は別ですが。
選択を誤った学生の末路
学生時代のバイト先がそのまま就職先になってしまうという例は、実はかなり多くあります。就職活動がうまくいかず、腰掛けでそのままバイト先に残ってしまうパターンです。
そして店長や社員から、
「就職まだ決まってないの?だったらうちに就職しない?」
と、声がかかるのです。
この場合、そもそも就職活動がうまくいかなかったのはなぜでしょう?バイトよりも学業を優先していれば、こんなことにはなっていないのではないでしょうか?
小さな選択の瞬間は何度もあります。その度にバイト先を選んでいたのでは、バイト先がそのまま就職先になってしまうというのは、当然の結果と言えるかもしれません。
まとめ
バイトの仕事は他の誰かが代わりをやることができます。しかし学業は自分自身が取り組むしかないのです。
「将来就職で役に立つよ 」
「君がいないと困るんだよね」
このような言葉に騙されてはいけません。バイトで覚えた仕事は、就職先ではほとんど役に立ちません。接客や電話応対、その他雑務は現場によってルールが違います。
また、急な仕事をお願いして断られたからといって、あからさまに嫌な顔をする責任者はクソヤローです。
バイトをする側にもその人自身の生活がある。
そんな当たり前のことが分かっていないからです。
周りの言葉に踊らされず、くれぐれも優先順位を間違えないようにしたいですね。