夜勤ばかりしていても不健康にはならない【夜の副業の注意点】
「今日も夜勤かよ・・・身体おかしくなっちゃうよ・・・」
夜勤のある職場ではよく耳にする言葉。
しかし身体がおかしくなる原因は「夜働くこと」ではありません。夜働いていても元気な人は世の中にたくさんいます。
例えば工事関係の人。お店の改装工事の場合、昼間はお客さんがいるため工事をすることができません。彼らは夜、お店が閉まってから仕事を始め、明るくなる頃に帰っていきます。
確かにもともと体力のある方が多いということもあるかもしれません。ですが、そればかりが彼らが元気な理由ではありません。
この記事では、夜勤で身体を壊さないためのポイントについて解説して行きます。
大切なのは生活のリズム
生活のリズムが安定していれば、夜勤をしてもそれほど身体に負担はかかりません。
先ほどの例でお話すると、ポイントになるのは工期です。改装工事は1週間程度続くことが多く、その間はずっと夜勤をすることになります。規模の大きな改装工事だと数カ月間かかるというのも珍しくありません。
しかし一定期間、夜勤が続くと、自然と生活のリズムは安定します。毎日決まった時間に仕事をして、帰って寝るというパターンを繰り返すことになります。
生活のリズムが安定していれば、昼間でもよく眠れます。
やってはいけない夜勤のパターン
やってはいけないのは、不定期に夜勤を繰り返すことです。
昼間仕事をしたと思ったら、何日か後には夜勤の仕事をして、そしてまた昼間の仕事・・・これが健康に良くないことは言うまでもありません。
しかし規則的に夜勤の仕事があるとしても、頻度によってはNGです。
中でも普段は昼間の仕事をしていて、週に1度は夜勤の仕事があるというのは最悪です。なぜなら、この場合も生活のリズムが全く安定せず、不眠におちいりやすいからです。
例えば月曜日〜金曜日まで昼間の仕事をしていて、土曜日に夜勤の仕事をしている場合を考えてみましょう。
この場合、平日の間に「昼間仕事をして夜眠る」というパターンが身体にインプットされています。しかし土曜日に夜勤をすることで、このパターンが崩されます。
一度崩れたパターンを立て直すのには時間がかかります。1週間に1度の夜勤の頻度だと、パターンを立て直したと思ったらまた夜勤、ということになります。つまり、いつまでたっても生活のリズムを安定させることができないわけです。
不規則な生活の末路
数カ月から1年の間なら、生活が不規則になっていたとしても何とか乗りきれるかもしれません。しかしそれがずっと続くとなると、いつか身体を壊すことになります。不眠で済んでるうちはまだマシな方で、50歳を過ぎたら脳梗塞の危険さえあります。
仕事が原因で身体に取り返しのつかない障害を背負うことになるというのはバカバカしいことです。シフト上、高頻度の夜勤が避けられないのなら、その仕事は辞めるべきです。
シフトを管理する人間の責任
とは言っても、シフトを管理する人間がひと工夫すれば、夜勤の健康上のリスクを軽減することが可能です。つまり、従業員の生活のリズムが安定するようにシフトを組めば良いのです。
夜勤が身体をおかしくする原因は、これまでお話ししてきたように、生活のリズムが不安定になりやすいことにあります。夜勤自体が悪いわけではありません。
ポイントは、夜勤を入れるときは、一定期間ずっと夜勤にすることです。頻度は月に1回程度が限度。例えば1週間夜勤をやってもらったら、その月はもう夜勤を入れないようにするなどです。
本人が希望するなら、ずっと夜勤でも構いませんん。生活のリズムの切り替え頻度が低ければ低いほど、健康被害のリスクは減ります。
まとめ
2018年は副業元年と呼ばれていました。これからもっと副業をする方は増えるでしょう。普段は昼間働いて、夜はたまに夜勤をする、という方も少なくないはず。
この記事を参考に、夜の副業で身体を壊さないよう頑張って頂ければ幸いです。